FLOW動画制作を始める前に確認したい著作権・肖像権「権利」の話

動画を制作・活用する際は、著作権や肖像権への配慮が必要です。
人物や背景、音楽など、思わぬところで権利侵害になることがあり、トラブルが発生すれば公開停止や損害賠償のリスクもあります。

これらのリスクを防ぐには、担当者だけでなく企業全体で正しい知識を持つことが大切です。
本記事では、動画制作者やマーケティング担当者向けに、著作権・肖像権の基礎知識をご紹介します。

動画制作における著作権とは著作権の種類

ヒアリング

著作権は、音楽や映像、文章などの創作物を守る権利で、「著作権法」によって保護されています。 著作物とは、文芸・学術・美術・音楽などで、人の考えや感情を表現した作品のことです。 著作権は特別な手続きなしに、作品が完成した時点で自動的に発生します(これを「無方式主義」といいます)。保護期間は原則として著作者の死後50年です。 オリジナルの動画やコンテンツは個人・企業問わず著作物となりますが、他人の作品のマネや、アイディアだけでは著作物とは認められません。 動画の著作者には、撮影監督やプロデューサーなど作品全体に関わる人があたります。また、歌手や俳優、放送局などには「著作隣接権」があります。 自分のサイトにテレビ映像などを載せる場合は、権利者の許可が必要です。無断で使うとトラブルになる可能性があるため、動画制作の際は十分に注意します。

肖像権とは

ディレクション

肖像権とは、自分の顔や姿が無断で写真や動画に使われないように主張できる権利です。法律には明記されていませんが、過去の裁判例で認められています。

人の顔だけでなく、キャラクターのデザインや屋外の看板などにも肖像権が関係することがあるため、必要に応じてモザイク処理などの対応が必要です。

企業で動画を撮る際には、自社の社員であっても出演には事前の許可が必要です。退職後の使用にも注意が必要で、明確な同意がなければ動画の公開を控えるか、修正を検討しましょう。あらかじめ「退職後も使用する可能性がある」と伝えておくと安心です。

社内用動画でも肖像権の確認は必要で、社外秘の情報が含まれる場合はセキュリティにも注意が必要です。

また、フリー素材やレンタル素材を使う場合も、人物や建物の使用許可が取れているかを確認しましょう。素材によって利用条件が異なるので、利用前にしっかりと内容を確認します。

音楽の著作権について

撮影

音楽には著作権が関わるため、使用前にルールを確認しましょう。著作権を管理している団体の一つに「JASRAC(日本音楽著作権協会)」があります。

JASRAC管理楽曲を使う場合

商用配信(企業や事業主が使う場合)

・音源提供元の許可を得たうえで、JASRACに申請が必要
・動画制作と配信それぞれの手続きが必要
・使用料も発生するので、事前に確認を

非商用配信(趣味・個人利用など)

・YouTubeなどJASRACが契約しているサービス内であれば、許諾なしでも使えることがある
・個人利用かつ収益目的でないことが条件

JASRAC以外の音楽を使う場合

著作権フリー音源

・条件を守れば自由に使える
・商用利用・加工が可能かどうかを必ずチェック

購入した楽曲

・使用許可が付いている楽曲を購入して使う
・価格はピンキリ。利用条件を事前に確認

オリジナル楽曲

・制作会社や作曲家に依頼すれば自由に使える音源が得られる
・予算があればおすすめの選択肢

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